今回は読書感想文が書きやすいオススメの本9選です。
本のタイトルや作者、作品内容と読書感想文に向いていると思う理由やポイントを、当サイトが独自に取材したものを掲載しています。ぜひ参考にして下さい^^
オススメその1:ながーい5ふん みじかい5ふん
タイトル:ながーい5ふん みじかい5ふん
作者:リズ・ガーストン・スキャンロン/オードリー・ヴァーニック 文、オリヴィエ・タレック 絵、木坂涼 訳
内容とポイント
主人公がいろいろな場面の長さを五分という単位で区切り、自分がどう感じているのかを描いていく斬新な視点の作品です。
全体的に文字量が少なく、一言の文と絵で表現している絵本のため、小学校低学年でも難なく読むことができるのでお勧めです。
また、主人公が感じている5分の場面が、歯医者さんでの治療時間であったり、遊園地の乗り物の待ち時間、寝る前の絵本タイムと、読んでいる子供自身が身近に感じやすい設定になっているため、自分自身のものととらえやすく、主人公の感情に合わせて感じることができるのもポイントの一つです。
オススメその2:あなふさぎのジグモンタ
タイトル:あなふさぎのジグモンタ
作者:とみながまい/作 たかおゆうこ/絵
内容とポイント
地蜘蛛のジグモンタは、洋服などに開いてしまった穴をふさぐ「あなふさぎや」の仕事をしています。
代々受け継がれてきた仕事ですが、最近は新しいものを好むお客さんが増え、ジグモンタは自分の仕事の必要性に疑問を感じ、しばらく仕事を休むことにします。
けれど、そこで出会ったフクロウ親子のことを、あなふさぎの技術で助けることが出来、嬉しくなったジグモンタは再び、仕事場へと戻っていきます。
古くなったものを繕って直し、そこに詰まった思い出も大事にする「あなふさぎや」さんのお話に、物を大切にする心を感じられ、優しい気持ちになれます。
オススメその3:はれときどきぶた
タイトル:はれときどきぶた
作者:矢玉四郎
内容とポイント
母親に勝手に日記を読まれたことにショックを受けた主人公則安君が、何とか母親に仕返ししてやろうと考えた挙句、明日日記と名付けた先の日付の日記を毎日つけていくことにします。
その内容は大蛇が出たなどから始まり、正直すべて荒唐無稽の内容ですが、なぜかその内容がすべて現実になってしまいます。(笑)
それに戸惑う主人公と、その珍事件にもさほど動じたところを見せない家族や、周囲の人間との対比が非常に面白い作品だと思います。
特に、空から豚が降ってくる場面は、大人でもつい笑ってしまいます。
文章も子供向けに簡単にかかれているので、低学年でも苦労なく読むことができるのではないかと思いますよ。流石何十年も語り継がれる名作です。
オススメその4:かあちゃん取扱説明書
タイトル:かあちゃん取扱説明書
作者:いとうみく
内容とポイント
怒られてばかりの男の子が、お母さんに怒られないためにどうすると良いのか考え、かあちゃんの取扱説明書を書くというお話です。
どうにか怒られないようにするという目的だけではなく、ゲームの時間を長くしたり、お小遣いをアップも目論むあたりが面白く、子供の共感や興味を引きます。
子供視点で母親をストレートに描く物語なので、すごく身近に感じられます。
お母さんに叱られた経験やこうしたいああしたいというような、不満や希望は子供にもとって共感しやすく、自分に置き換えて経験を紹介することもできるし、今後どうするかなどの展望も想像しやすく、読書感想文をかきやすい内容の話だと思います。
オススメその5:ピコのそうじとうばん
タイトル:ピコのそうじとうばん
作者:阿部夏丸
内容とポイント
ドーナツ池シリーズのうちの一冊です。池の掃除をする事になった生き物達。
同じ生き物同士行動する中、オオサンショウウオのピコは自分自身が何者なのか、どの生き物の仲間なのか分からず独りぼっちです。
寂しさを感じていた時、ハンザキさんから言葉をもらいます。
「自分と違うところではなく、同じところを見つけてみなさい。」小学校に入学し、気の合わない友達もいるのだと少しずつ気付いていく年齢の子供にぴったりの本です。
気の合う仲間同士で集まりがち、学校生活でもよくある事です。自分とお友達との関係に照らし合わせながら読んで欲しいですね。
自分と違うから排除するのではなく、小さなポイントでも同じ部分を見つけて仲良くしていく、仲間外れは作らないという事を学べる一冊です。小学校低学年の時に私も読みたかったです。
オススメその6:ごきげんぶくろ
タイトル:ごきげんぶくろ
作者:赤羽じゅんこ
内容とポイント
かなは仲の良い少し離れた所に住むみさきちゃんの家に、とても楽しみに遊びに行きました。
初めは仲良くしていたのですが、ゲームで友達と喧嘩して家を飛び出してしまいます。
道に迷っていると「ごきげんぶくろ」をすう「ふきげんや」という不思議なお店を見つけます。
不機嫌を吐き出すとスッキリする「ごきげんぶくろ」に、みさきちゃんの嫌なところを吹き込みます。すると素直になれてみさきちゃんと仲直りすることができました。
誰でも経験しそうなトラブルなので、自分と重ねることができます。
「ごきげんぶくろ」があったら、どういう風に使いたいか、ない自分はどのように解決していけば良いのかなど文章を拡げることができます。
オススメその7:青鬼あやしい館からのだっしゅつ
タイトル:青鬼あやしい館からのだっしゅつ
作者:noprops原作 黒田研二作 鈴羅木かりん絵
内容とポイント
有名なホラーゲームがもとになっていますが、この本は小さい子向けに新たに書き下ろされた本なのでホラーシーンはほとんどありません。
誰も傷つかない内容で優しく、途中は謎解きもあるので小さい子でも集中して読むことが出来ます。
何より一番のおすすめポイントは、サウンド体験型という点です。
音声ダウンロード特典がついており、出版社のホームページで本についているパスワードを入力すると音声ファイルをダウンロードしてスマホでもPCでも聞くことが出来ます。
低学年で読むことに自信が無い子供でも、音声ファイルで何度も聞けるので無理なく感想を書けると思います。
ジュニアノベル版もあるのでここからステップアップする事が出来ますよ!
オススメその8:クレヨンからのおねがい!
タイトル:クレヨンからのおねがい!
作者:ドリュー・デイウォルト
内容とポイント
ケビンがお絵かきをしようとした時、クレヨンからの沢山の手紙に気付きます。
そこには、いつも出番の多い人気者のクレヨンから「ちょっと休ませて!」出番の少ないクレヨンからは「もっと使って欲しいんだけど!」などなどケビンへの要望が書かれていました。
この本を読みクレヨンの気持ちを考えるという視点をもつことで、身近な物を大切にする気持ちや、愛着が湧くキッカケになるかも知れません。
また、クレヨン一色ずつの想いを読み取ることで、人間にも様々な感情があり、物事を多角的に見る大切さに気付かされるのではないでしょうか。
低学年に親しみのあるクレヨンを擬人化しているので、読みやすい作品だと思います。
オススメその9:だめよ、デイビッド
タイトル:だめよ、デイビッド
作者:デイビッドシャノン
内容とポイント
いつもいたずらが大好きな少年デイビッドのお話です。
自分のいたずらした事に気づき、周りの人たちに迷惑をかけてしまった時、自分がやったことに気づき、ちゃんと周りの人たちに謝ることを覚え実践していくという内容です。
いたずらをする子供が学校の先生や生徒、そして両親に迷惑をかけた時、ちゃんと自分でやったことに気づき、謝罪をできるようになる、そのキッカケになりうる一冊です。
ちゃんとした大人になるためのマナーや、社会のルールを守る姿勢がこの一冊から伝わってきます。
誰にでも間違いはあります、その時に言い訳などせず、真摯に受け止め、対処するためにはどうしたら良いか?この本が良い教科書になるんじゃないかと思います。
人に迷惑をかけないように気付くのは本当に難しいです。だからこそ小さいうちにこの本を読ませたいです。
読書感想文が書きやすいおすすめの本は?小学生・低学年向け(小学1~2年生)9選!まとめ
今回は読書感想文が書きやすいおすすめの本、小学1~2年生向け9選!についてでした。
どの本も読みやすいのでオススメですが、内容などお子様に合うものを選んであげてくださいね!
これがキッカケになり良い一冊が見つかることを願っています。
→ 読書感想文が書きやすいおすすめの本9選!大学生の読書感想文はこれ!【最新版!】
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