水筒に炭酸がダメな理由は？溶ける？開かない？危険と言われる根拠は？

すっきりとした喉越しが美味しい炭酸飲料。

ペットボトルやクーラーボックス等で持ち運ぶことはできますが、ぬるくなってしまったり嵩張るので、水筒で持ち運びたいと思うことがありますよね。

しかし、水筒に炭酸を入れると、危険な場合があるので、多くの場合は禁止されていることをご存知ですか？

そこで今回は、水筒に炭酸がダメな理由やその根拠、そして余談にはなりますがスポーツドリンクを水筒に入れてはダメな理由もご紹介していきます。

水筒に炭酸がダメな理由は主に二酸化炭素にある

炭酸と他の飲み物の大きな違いは、二酸化炭素が含まれているかどうかです。

炭酸には二酸化炭素が含まれているために、ぱちぱちシュワシュワした舌触りを楽しむことができまるようになっています。

しかし、この二酸化炭素に水筒に炭酸がダメな理由があります。

炭酸に溶け込んでいる二酸化炭素は、温度が上昇したり持ち運びで振動が加わったりすると、簡単に気体になる性質があります。

そして、二酸化炭素が水筒内で気化してしまうと、水筒に圧力がかかってしまいます。

炭酸用のペットボトルであれば、この圧力に耐えられるよう丸みがある形になっているので、持ち運んでも問題がありませんが、圧力に対応していない水筒の場合、以下のようなトラブルが起こるケースがあります。

・水筒が開かなくなり中身が飛び散る可能性がある
・水筒の金属が溶ける可能性がある

水筒に炭酸を入れ二酸化炭素が気体となって出てくると、水筒内の圧力が高くなります。
すると水筒の内側から力が加わることになるので、水筒が開かなくなってしまいます。

状況によりますが、勝手にフタが開いてしまい、中身が溢れてしまう可能性も。

水筒が圧力であかなくなってしまった時に、無理して開けようとすると、水筒が壊れてしまう危険性がありますし、圧力によって抑え込まれていた中身の飲み物が飛び出して、周囲に飛び散り汚してしまうこともありますので注意しましょう。

炭酸水であれば、水なので拭くだけで済みますが、炭酸ジュースだと飛び散った周囲がベタベタになってしまったり、服にしみがついたりして大変です^^;

もちろんスマホやタブレットなど電子機器と一緒に持ち運んで壊れてしまっても困ります。炭酸は水筒に入れない方が無難と言えますね。

遠足やピクニックなどに行った際にキンキンに冷えた炭酸が飲みたいという気持ちはわかりますが止めておきましょう^^;

さらに二酸化炭素は水に溶かすと酸性になり、酸性の液体は金属を溶かす性質があります。

そのため、金属製の水筒や内部に金属コーティングが施された水筒に炭酸を入れると、内部が溶けてしまう可能性があります。

水筒内部の金属が溶けると、水筒の性能が悪くなってしまうだけでなく、飲んだ人が金属中毒を起こす可能性があり危険と言われています。

スポーツドリンクを金属の水筒に入れてはいけないと言われますが、それと原理は同じですね。

最近は少なくなっているという記事を読みましたが、金属中毒になると、吐き気や頭痛が起こってとても辛いので、注意しておきましょう。

スポーツドリンクを水筒に入れてはダメと言われる理由ですが、酸性のスポーツドリンクが水筒の金属を溶かして中毒をおこしてしまう事が良くないとされています。

気になって調べてみたのですが、古い水筒や内部にキズのあるものでなければ、近年はそこまで神経質になる必要もない。といった事が調べていてわかりました。

もちろんスポーツドリンクを入れて水筒を利用する事が推奨されているわけではないので、あくまでも使う場合は自己責任で。

またステンレス製のもの等はしっかりと使った後に洗わないと傷みやすくなってしまうので、その点も注意しましょう。

最近は炭酸を持ち運び可能な水筒が販売されています。

どうしても水筒で炭酸を持ち運びたい場合は、炭酸OKの商品を使い、安全に持ち運ぶようにしましょう。

これさえあれば、24時間いつでも好きなタイミングで冷たい炭酸が飲めますね^^

個人的にはおしゃれで機能も良いので、これが気になりました^^

楽天で購入

今回は、水筒に炭酸がダメな理由は？溶ける？開かない？危険と言われる根拠についてでした。

まとめ
・水筒に炭酸がダメな理由は主に二酸化炭素
・水筒に炭酸を入れておくと、開かなくなったり中身が飛び散ったりする
・水筒の金属が溶ける可能性がある
・炭酸に加え、スポーツドリンクも水筒には入れない方が無難