今回は食用油の捨て方について
・食用油は土に埋めていいのか?
・リサイクル方法やその手順!
・絶対にやってはいけない捨て方!
についてです。
食用油は土に埋める?昔は定番でしたが今は否定的な意見も?
昔は庭や畑の木の根元に食用油を捨てるということがよくあったようですが、最近はあまり良くないのでは?という風潮になっています。
畑や庭に食用油を捨てる推奨派の意見としては、食用油(菜種油や胡麻油)は元々植物のタネなのだから土にしみ込ませても問題なし。
虫や土で分解され植物の肥料になるので、ゴミとして焼却されるよりも結果的に自然環境に良いのでは?と言った考え。
一方で、反対派の意見としては、年に数回程度ならまだしも、日常的に繰り返してしまえば雨などの影響から地下水に混入し年々環境を汚していく。というもの。
どちらの意見も一長一短ありそうですね^^;
食用油は畑などに捨てれば肥料になる?
食用油は畑などに捨てれば肥料になるのかですが、実際の所は肥料にならないことはないまでも、その仕組みを知らないと思わぬ失敗に繋がってしまうので注意が必要です^^;
まず知っておかなければならないのが、植物が育っている所に廃油を撒いてしまうと、その植物は酸欠でダメになってしまいます。
というのも、油はそのままでは肥料にならないのです。
後でまとめていますが、肥料にするためには藁や枯葉、土などと混ぜてから数か月間掛かります。
使い終わった油というのは土を固くし、水の浸透や植物の呼吸を阻害、また悪臭などの問題もありますし、油で土がダメになってしまうと1年程度は草も生えなくなってしまうこともあります。
使い終わった食用油を肥料としてリサイクルするなら?
使い終わった食用油を肥料として、【廃油肥料】を作ります。
これは土にかえした時に負担にならないリサイクルです。
<用意するもの>
・使い終わった食用油(1リットル)
・米ぬか(900グラム)
・丈夫なビニール袋
・使い捨て手袋
<作り方>
1.手袋をして、米ぬかと食用油をビニールに入れて混ぜます。
2.米ぬかと食用油がポロポロになってきたら完成です。油をこねるので手袋は必須!ベチャついていれば米ぬかを追加、パサパサ過ぎたら油を足して調整しましょう。
3.完成したら畑に蒔きます。
リサイクルとは違いますが処分方法の一例として
何度も使い【捨てずに使い切る】という考え方もあります。
これで油は自然となくなります。
多くのご家庭の場合、6回前後で油をかえるかと思いますが、何十回と油を変えずに使っても身体に害はないという話もあります。
もちろん酸化をして美味しくない気がするなら、無理におすすめはしませんが、そういったデータもあるのでご参考までにです。
食用油の捨て方で絶対にNGなのが流しに捨てる事。
絶対にやってはいけないのが、流しに油をそのまま流すこと。
誤って数回流してしまった程度ならまだしも、日常的にそんなことをしてしまったら想像以上の手間があなたに襲い掛かります^^;
何年も油を流しに捨ててしまえば、水道管にこびり付き、詰まります。
もちろん水道管が詰まれば、下水は逆流し、処理に追われます。もう考えただけで面倒ですよね…。
その上、Gも湧いてきたり、環境にも悪く良いとこなしです。
みんなのために、自分のために、絶対に止めましょう^^;
食用油を捨て続けて流しが詰まってしまったら?
台所で油を捨て続け、例えば詰まってしまった場合はどうなるか?ですが、まずマンホールから水があふれ出てしまいます。
もちろんきれいな水ではありません。油がびっしりの汚水です。
これは水の流れさえ止めてしまうので、当然片付けなければいけません。
ちなみにこれを自身で片付ける場合ですが、狭いパイプに棒(もしくは手)で掃除します。当然匂いもキツいので、夏でも冬でも大変な作業になります^^;
環境に関しても当然そうですが、こうした手間を想像するだけでも嫌になるでしょうし、どれだけ台所で油をそのまま捨てる事が恐ろしいかはご理解頂けると思います。
普通に処分をした方が何倍も簡単で楽ですよね^^;
→ 食用油の捨て方!大量・少量・未使用、賞味期限切れを処分したいならこれ!
台所ではなくトイレに流すのは?
台所がダメならトイレに流すのはどうか?と思われる方もいるかも知れませんが、こちらも絶対に駄目です^^;
どちらに流そうとも「油は排水管を詰まらせてしまう」ので、絶対に止めましょう。
食用油は土に埋める?リサイクルやダメな捨て方と理由まとめ
今回は食用油は土に埋める?リサイクル方法ややってはいけない捨て方と理由!についてでした。
要点をまとめますと
という事でした。
ただし食用油を大量に捨てなければならない場合は、またちょっと手間が変わりますので、こちらの記事を参考にして下さい。
→ 食用油の捨て方!大量・少量・未使用、賞味期限切れを処分したいならこれ!