今回は夏場に大活躍のドライアイスについてです!
ドライアイスって非常に便利ですが、具体的に何なのか?と聞かれても難しくありませんか?(笑)
そこで今回は、ドライアイスとは何なのか?液体にならない理由は?危険性についても解説します。
ちょっとした事ですが、知っておくとふとした時に使えますよ^^
ドライアイスが液体にならない理由をパパっとわかりやすく説明します。
ドライアイスが液体にならない理由は、ドライアイスが一定の温度条件かつ、高い圧力がかかった状態でなければ、液体でいられない性質を持っているからです。
もちろんこの説明だけではわかったようなわからないような?といった感想を持つかもしれませんので、よりかみ砕いて解説していきますね!
そもそもドライアイスとは何なのか?
ドライアイスとは、特殊な機器を使用して二酸化炭素に圧力をかけて液体化させ、それを冷却して凍らせて作られています。
ドライアイスの沸点はおよそマイナス78.5度という超低温の物質で、常温ですぐ気体になり、気体に変わります。
この時、周りにある熱を奪う性質がありますので、夏場などドライアイスの近くにいると非常に涼しいです^^
ドライアイスは氷よりも低い温度で、しかも氷のように溶けて水になるわけではなく、溶けても後に残らないので、保冷剤としてよく使われています。
ドライアイスが液体にならない仕組み「昇華」とは?
物体が固体からすぐに気体になったり、逆に気体からすぐに個体になることを「昇華」と言います。
もう少し具体的に解説すると、ドライアイスは分子同士の結合が弱く、常温で昇華するという性質があります。
そのためドライアイスは固体からすぐに液体になってしまうというわけです。
ちなみに昇華して無くなる物質で身近なのは、衣類の防虫剤や防臭剤として一般的に使われているナフタレンも、昇華する物質として知られています。
ドライアイスは一定の温度内で高い圧力を掛ければ液体化する
二酸化炭素は、高い圧力をかけると液体になる性質があります。
ただし約31.1度を超える温度下では、いくら圧力をかけても液体にならないという性質も持っています。
日常生活でドライアイスを通常使用する分では、高い圧力がかかることが滅多にありませんので、知っていても知らなくても良い知識とも言えますが念のため(笑)
ドライアイスが気体になると思わぬ注意点もあります
ドライアイスは液体にならないので、水と違って跡が残らず処理でき、使いやすいことで知られていますが、気体になったドライアイスには注意点もあります。
上に記載した通り、ドライアイスの成分は二酸化炭素です。
二酸化炭素は空気中にも含まれており、少量であれば危険のない物質ですが、ドライアイスが一気に昇華し、空気中の二酸化炭素濃度が高くなると、酸欠になる危険があります。
ドライアイスが放っておけば無くなるからといって、大量に密閉した部屋で昇華させないようにしましょう。
頭痛や吐き気といった不調が出てくるだけでなく、命に関わるトラブルを引き起こす可能性があります。
また触ると危険な事から、小さなお子様やペット等の手の届かない所においてあげる必要もあります。
ドライアイスが液体にならない理由やそもそも何なのか?注意点まとめ
今回は、ドライアイスが液体にならない理由やそもそも何なのか?注意点についてでした。
・ドライアイスとは、特殊な機器を使用し二酸化炭素に圧力をかけ凍らせたもの。
・ドライアイスが液体にならない仕組みは「昇華」という
・ドライアイスは一定の温度内で高い圧力を掛ければ液体化する
・ドライアイスは二酸化炭素なので、濃度が高くなった場合は注意
という事でした。
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